1月

16

2015

毎年恒例『日経キャリアマガジン』に登場中!!!

毎年年明けに出させていただいてます「日経キャリアマガジン 資格・スキルランキング」に今年も登場しております!

 

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(2015/01/16)
日経HR編集部

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今回監修しているのは「入門資格から難関資格へ 無理なし・失敗なしの資格取得ルート」「地理、歴史、言葉、食べ物……もっと日本が好きになる「和モノ」検定を探せ!」の2つのコーナーで、前者はいつものやつの焼き直しですが、後者は今回初の企画で個人的にも気に入ってます。

ぜひチェックしてみてください。

  1. 鈴木卓也 より:

    あなたは情報系資格を馬鹿にしすぎだと思う。

    不動産や情報処理に関する資格は過小評価なことが多いと思う。

    業種についての確証バイアスが蔓延してエスカレートしているようにしか思えない。

    • suzuki より:

      ええ(゚Д゚;)いや別に馬鹿にしたり過小評価してるつもりは全然ないんですが…
      よろしければ具体的にどのあたりの記述のことをおっしゃってるのかお聞かせいただけますか?

  2. 鈴木卓也 より:

    1.過小評価だと思う資格
    マンション管理士、情報処理技術者(ITパスポート以外)

    2.過大評価だと思う資格
    法律系資格全般、公認内部監査人、広告系民間資格

    特に難易度について上記が当てはまると思います。
    それぞれ説明すると

    まず広告系民間資格について

    WEBクリエイター能力認定試験については
    学生が週に4度、毎日2時間かければ3ヶ月あまりで多くが挫折せずに上級レベルに合格することができます。対して基本情報技術者、二級建築士などの国家試験は、大勢の学生が受験しても年に張り紙で合格者が出される程度の少ない数です。200人が勉強を始めればざっと1年間で数名です。下位試験とは言え多くの民間試験と比べると桁違いです。成績の良い学校な1度の試験で10名~20名単位で、合格者が出るかもしれませんが、偏差値50前後のIT系の学部なら基本情報技術者や初級シスアドでざっと数名1名~10名程度です。4年かけても数%~20%くらいに収まるでしょう。一般的な学力程度の大学や専門学校では取得率はかなり少ないです。二級建築士はこの半数だと考えるとわかりやすいです。合格率の低かった二種時代はもっと少なかったようです。

    ですから、ベンダー資格を基本情報技術者より難易度を高めに書くのも偏見だと思います。企業では、国家試験の研修を受けさせるより確実に研修で100%近く取れるベンダー資格(ITSS-レベル2)あたりを受験させて派遣などをさせて利益を出します。シスコやオラクルなどのベンダー資格に合格して数ヶ月ほど初級シスアドの勉強をさせても合格者は1割に満たないです。大学などで毎年100名単位の受験者が講義をしているのを常に見てきましたし、研修機関で講師を務めていたのでIT系やビジネス系資格について実情はかなり把握しているつもりです。
    なぜ、企業で情報処理技術者が悪く言われるのかと言われれば合格者が少なですし、上司も取れていないことが多いのでの妬みからくるリンチいたいなものがほとんどです。それを反映するなら間違いです。よくあるケースは具体的には長くなるので割愛します。

    出題を使いまわす頻度が高く随時受験可能なベンダー資格は、IT系の検定とほとんど同じくらいの期間で合格できる思います。ざっと3ヶ月でほとんどが合格しますが、国家試験は合格率を見るだけでもわかるとおりどの1試験合格するのに数年というのがほとんどのケースです。その間にベンダ資格などをとって準備するというとり方になるでしょう。

    二級建築士も同様です。CAD関連のベンダ資格や検定が多数ありますが、情報系と同様の傾向にあります。

    続いて公認内部監査人についてですが、これも随時受験可能で合格率も実際は高いです。受験資格を経たあと研修をすれば、ほぼ100%に近い割合で合格させることができます。ですから、ITサービスマネージャなどと並ぶことは決して無いと思います。桁違いだと思います。一歩譲っても、年2回しか受験できない公認情報システム監査人(ITSSレベル3)を超えるとも思えません。

    それと、高度情報技術者はご存知のとおり多段階層を想定して作られていますよね。
    旧制度試験からのそれぞれの合格率を見てもらってもわかるとおり、
    一つ一つで、数%から20%弱の合格率の多段階層で、上位試験の受験者は下位試験の合格者でほぼ構成されています。また、高度試験の受験者は他の、高度試験に合格していることも多いですし複数合格者もいます。受験者の学習量は他に類を見ない特別高い試験だと思います。もちろん、法律系を複数受験する人もいるくらいなので、受験者のレベルは図り知ることが難しいですね。
    ただし、情報系の国家試験は、同日試験は併願できないですから、受験機会をつかむのは法律系資格、より難しいように思います。(司法試験、税理士を除く)

    高度試験については競争率もさることながら、年齢層も比較的高く、伝統的な士業並かそれを上回る年齢層ですから、経験値でも劣ることは無いでしょう。
    セキュリティスペシャリストは法政大だと5年間でまだ1名しか合格していないとか・・。

    たとえば、社労士といった一枚岩の国家試験にひとつ合格させれば、下記のような
    多段階層をぶち抜くなんてことは無いように思います。

    →→→→→→→→→→→→→→→→→→→社労士受験者→→社労士合格者
    基本→応用→スペシャリスト→プロマネ合格者

    これは夢物語でしょう。
    これだと情報系だから、法律系には絶対に超えられない壁を作って、
    素人に出回った評判に無理やり帳尻あわせているかのようです。
    バカにしているというより、かなりの理工系差別、強力な理不尽なのではないでしょうか。

    それで、社労士ですが、今年は約500名の22歳以下の学生数がありました。
    ちなみに、毎年、国家Ⅰ種(国家公務員大卒総合職)合格者については100名~1000名弱がいます。

    他の有名資格もあわせて国内全体での22歳以下の合格者を見てみると
    システムアーキテクトはたったの1名、
    それも他のスペシャリストを複数合格している人のようです。
    某専門学校にて確認。同校で、4名が税理士に合格。

    税理士7名
    司法書士8名
    弁理士22名
    エンベデッドシステムスペシャリスト25名

    情報系の検定やITパスポートから、高度情報試験にいたるまでの多段階層がかなりキツイことが良くわかる統計だと思います。
    それこそ、有名士業を軒並み、超えるような統計に見えるのは私だけではないはずです。社会人になると合格者の傾向は変わるので、22歳以下だけで説明はつなかいですが、法律系の方がよっぽど難しいとかっていう、情報は特に見当たらないです。

    統計は物理的な証拠の部分で、評価基準としては、人の感性やら出回った評判や学校のアンケートや宣伝よりよっぽど、評価基準としては適切だと思います。
    大勢いる素人の思い込みや憧れを基準とするよりよっぽど公平なはずです。
    経験値を図るなら年齢がもっとも物理的な時間を表すものなはずです。

    法律系資格が難しいのはわかるのですが、技術系にもそういった難易度の高い試験はありね。

    あとは、法制度上の直系の下位資格を民間の他の資格で補うという考えはどうかと思います。直接的な下位資格ではないので、法律系の国家試験の受験者がそれらの民間試験を合格させているかというとかなり少ないと思います。
    多段階層といえば弁理士も、実際には受験資格のある1級知財技能士にすら危ういようにも思えます。地財1級を受験するまでに、弁理士を何度か受験できますし。

    情報系からとるなら、応用と併願しながらでしたら選択免除を年3回狙えかつ、
    一度合格すれば永久免除で、高度試験より免除の敷居も低いといわれますし。

    年齢層(通学、通勤、趣味、その他の総和)でも同等ですし、世間では弁理士が高度情報より数倍勉強するとか何を根拠に言ってるのかわからないです。
    彼らは、物理的な数字より、未知数の感受性や、一般人が絵に描いたような素人チックな思い込みを妄信しているように思えます。法律には、建築だろうが、情報だろうが、無線だろうが超えないというのは、妄信に他ならないってこと。

    構設一級まで取っても、司法書士や会計士を超えないってのは、妄信でしょうなぁ。

    不動産については省いてしまいましたが、マンション管理士、管理業務主任者の年齢層は非常に高いです。40代の人が多いです。

    私も東京大学出てる、ITストラテジストと、システムアナリストの方をそれぞれ知っていますが、他にはいませんね。

    私も社労士、弁理士、高度情報などを受験してきましたが、特に法律系の方が難しいとは思いませんね。併願できるので免除がしやすいどころか永久免除もありますし。私の場合は、受験の際は社労士が出題内容でとっつきづらく感じましたが、それより統計上の数値の方が客観的だと思いますし、今後の私の感じ方も統計に近づくと思いますね。

    • suzuki より:

      たいへん遅くなりまして恐縮ですが、下記、僕の見解を述べさせていただきます。

      まず前提としてですが、そもそも分野をまたいで資格の難易度を議論するのってすごく難しいよねというかだいぶ無理のある試みではあるよねということは言い訳として述べておきたいと思います。身も蓋もないですが。
      人によって得意分野・苦手分野が全然異なったりするので、主観が入るとどうしても評価する人によって違った結果になるのは避けられないと思います。
      一応、この表では、このくらいが最大公約数的な結論かなーというくらいの内容にまとめてみたつもりではありますが、つっこもうと思えばいくらでもつっこめる内容だろうなあとは重々承知しております。

      >まず広告系民間資格について
      広告分野に関しては「など」でいろんなものを一括りにしていたり、難易度の枠を4コマにも及ぶ長さにしてたりして、だいぶ大雑把なというかはしょった形にさせていただいてるので、ここを深くつっこまれても正直困るといったところではあります。難易度は級とかによっても違いますしね。
      具体的なところでたとえばWEBクリエイター能力認定試験が基本情報技術者より上というのはおかしいというような話であれば、それはまあ必ずしも否定はできないかなとは思いますが。

      >ベンダー資格を基本情報技術者より難易度を高めに書くのも偏見だと思います。
      これについては正直そもそも「ベンダー資格」っていうくくり自体に無理がありすぎるよなとは自分でも思いつつ無理矢理「ベンダー資格」とまとめているわけですが、身も蓋もないことをいうと、ベンダー資格の中にも基本情報技術者より明らかに難しいものもあれば、明らかに簡単なものもありますよね。
      基本情報より難しくて応用情報よりはとりやすいレベルのベンダー資格を想定してこの位置に置いた、という感じです。ほんと身も蓋もないですが。
      鈴木卓也さんからすると「基本情報技術者はそんなに簡単な試験ではない」ということをおっしゃりたいのかなと思いますが、あくまで僕のイチ資格マニアとしての個人的な感想ということで基本情報技術者に対する印象をズバリ述べさせていただくと、僕これそんなに大した勉強しないであっさり一発合格しちゃったので、「わりと簡単な試験」っていう印象しかないんですよね実は…
      もともとプログラミングは勉強してたとか、IT系は普通に得意分野だとかいうのはあると思うので、世間一般的なレベル感とはやや乖離があるかなとはもちろん理解しているのですが、そのへんのバイアスの影響は否定できないかもですね。
      「出題を使いまわす頻度が高く」っていうのは基本情報技術者にもある程度あてはまることだと思いますし。
      「それを反映するなら~」のくだりは、特にそういうことを反映したつもりはないです。

      >二級建築士
      についてはこの難易度の表には入れてないように思いますが…

      >公認内部監査人
      については、下の「通りがかりの人」様のコメントにあるとおり、別の資格と混同されてたりしませんか?
      ただ、この資格については、現時点ではまだ自分で実際に受験したり、試験問題を詳細にリサーチしたりしてるわけではないので、雑誌やウェブから収集した情報のみから判断した感じではあります。

      >それと、高度情報技術者は
      えーと、このへんのことは要するに、システム監査技術者とかプロジェクトマネージャが社労士や行政書士や中小企業診断士より下なのはおかしいというようなご意見という理解でよろしいですかね。
      うーん、たしかに言われてみれば、システム監査技術者とかプロジェクトマネージャはもうちょっと上でもよかったかもしれませんな。そこは認めます。
      しかし、少なくとも、理工系を法律系より下に見ているというような意図は全然ないですよ。僕ももともと理学部卒で理系ですし、IT系の仕事したりもしてますし。
      社労士とかの法律系資格の難しさと、高度情報試験の難しさは、まったく異質というか全然次元の違うものなのかなと思ってます。
      法律系はとにかく暗記しなければいけない事項とかが多い。高度情報試験はなんだかんだ言って結局午後Iと午後IIですよね。必要になるのは状況判断力とか課題解決力とか文章力です。全然試験の性質が違うので、難易度を単純に比較するのはだいぶ無理がある話です。

      >他の有名資格もあわせて国内全体での22歳以下の合格者を見てみると
      >情報系の検定やITパスポートから、高度情報試験にいたるまでの多段階層がかなりキツイことが良くわかる統計だと思います。
      えーとすいません、挙げていただいた統計データからなぜ情報系がキツいという結論になるのかよくわかりませんでした。
      システムアーキテクトの22歳以下の合格者数が法律系資格より少ない→法律系より情報系のほうが難しい ということですか?
      これはシステムアーキテクトの受験者数がそもそも少ないからかと思いますが…
      若年層の合格者数という話でいうと、プロジェクトマネージャやシステムアーキテクトの午後IIなんかはまあほぼ実務経験がないと書けない内容でしょうから、30代以上に偏るのは仕方ないことかと思います(想像力と文章力があれば未経験でもなんとかならないこともないと思いますが…)。
      というか若年層の合格者数から試験の難易度を論ずるのって、けっこう無理があるような気が…

      >あとは、法制度上の直系の下位資格を民間の他の資格で補うという考えはどうかと思います。
      えーとこれはステップアップ資格の図表の話ですね。
      これはまあ「試験範囲がかぶってるやさしめの資格からじわじわ取得していくという手もあるよ」というくらいの話で、へたをすると単に遠回りするだけにもなりかねませんので、あくまでひとつの参考としてまとめています。
      なので、「直接的な下位資格ではないので、法律系の国家試験の受験者がそれらの民間試験を合格させているかというとかなり少ないと思います。」とのご意見ですが、「実際こういうルートで取得する人が多いから君もこうしなよ」とかいう話ではまったくないです。
      けど会計系資格なんかは簿記検定2級→1級→税理士というようなルートがむしろ鉄板となっているように思います。逆にいうと、あえてこんな記事にまとめるまでもないというか。

      >多段階層といえば弁理士も、実際には受験資格のある1級知財技能士にすら危ういようにも思えます。
      知財1級と弁理士についてはちょっとタイプが違うので若干微妙なところはあるとは自分でも思っていて、ここをあえて「知財1、2級→弁理士」という書き方にしているのは、基本的には「知財2級→弁理士」を想定しているんだけどここに一応1級もねじこんでみたよというくらいの感じです。
      ただ、単純な試験の難易度でいうと弁理士のほうが知財1級より上といえるだろうなとは思います。

      >年齢層(通学、通勤、趣味、その他の総和)でも同等ですし、世間では弁理士が高度情報より数倍勉強するとか何を根拠に言ってるのかわからないです。
      これについては出典とかはよくわかりませんが、必要勉強量で言ったら弁理士のほうが高度情報試験よりは多いといわざるをえないかとは思います。
      高度情報試験は午後Iまでならそんなに勉強量要らないというか、試験対策で重要なのは暗記とかじゃなくてロジカルシンキングとかの訓練ですからね。勉強量云々という問題ではないという感じです。午後IIは言うに及ばず。
      ただこれは高度情報試験のほうが簡単だと言いたいわけではないので、念のため。

      >私も社労士、弁理士、高度情報などを受験してきましたが、特に法律系の方が難しいとは思いませんね。
      まあこれは上にも書きましたが、結局人によるのかなとは。
      僕が今回監修した表の内容が唯一絶対的に正しいとはまったく思ってませんし、違和感を覚える人が出てくるのはむしろ当然なのかなと思ってます。

      こんな感じでいかがでしょうか。

  3. 鈴木卓也 より:

    (;゚;m;゚;)ヒィ
    時間無いのであせって手早く書いたために読みづらくなってしまったなぁ。

    • suzuki より:

      うわぁ、なんか想像してた以上の量・内容のコメントありがとうございます。こちらとしても非常に勉強になります。
      後日あらためてコメントさせていただきますのでしばしお待ちを…

  4. 通りがかりの人 より:

    法律系資格についてですが。

    おそらく、QIA(内部監査士)とCIA(公認内部監査人)がごちゃまぜになっていますよ。

    国内資格の内部監査士は、協会の講座に出席して論文を提出すればなれます。
    国際資格のCIAに研修はありません。理論上年に3回ほど受験可能ですが、試験一発勝負です。

    合格率は一切、非公表のようですが3割台と言われているようです。

    • suzuki より:

      フォローありがとうございます!
      正直、この分野はあんまり詳しくないです…

  5. 町人A より:

    詳しくないのに、よく調べもせずにかくとかww
    資格マニア。持ってもないくせに偉そうに批判するのが仕事とか、楽しい仕事ですね。あ、ただの趣味ですか?

    • suzuki より:

      へっ?1こ前の内部監査士・公認内部監査人のやりとりに関するツッコミですか?
      当該雑誌の中で直接資格名を出してる公認内部監査人については、資格取得こそしてないものの、それなりには理解してるつもりではありますけどね。
      公認内部監査人の姉妹資格っぽいのがなんかやたらいろいろあって(内部監査士含む)、そのへんの種類とか違いについてはそこまで詳しくは理解してないというくらいの意味で「この分野はあんまり詳しくない」と書きました。
      あと上でも書いてますが特定の資格とかを批判してるつもりはまったくありません。
      楽しい仕事だっていうのはまあその通りですけどね。

      • CIA太郎 より:

        QIAとCIAですが、QIAが講習と終了論文で取得できるのは通りすがりの人のおっしゃるとおりですが、それ以上に、QIAは一度認定されれば半永久的に有効ですが、CIAは毎年40単位の継続専門教育(CPE)を受け、報告しないと「CIA」として業務ができなくなります(内部監査にCIA資格は不要なので、肩書き無しで業務をやるということです)。CPEについて言うと、会計士(3年で120CPE、一年最低20CPE)並みで、結構大変です。CPE報告しないで名刺に「公認内部監査人」と書いたのがバレると懲戒対象になります。

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