本日は実用ベトナム語技能検定の準6級と6級を受験!!!
10年ほど前に無駄に(英語以外の)外国語検定にハマってた時期があったりして、フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語・ロシア語・中国語・韓国語・タイ語・インドネシア語など、日本で実施されている外国語検定はだいたい取り尽くした(4級とか5級とかレベルですが)つもりでいた時期が僕にもありました。
のですがここ数年でさらに続々と新しい外国語検定ができはじめてきてましてですね…アラビア語とかベトナム語とかトルコ語とかミャンマー語とか。というわけでこのへんの外国語検定もどんどん受験していこうじゃない!てことで今回はベトナム語の検定を受験してみることに。
新しい言語をゼロから勉強するのってマジ大変なんすけどね~(´Д`)まあ面白いっちゃあ面白いけどね…
で実用ベトナム語技能検定は去年初めての試験が行われたばかりで、今年が第2回。…であることを差し引いても、なんかこの検定、試験内容に関する情報が全然ない気がするんすよね~。
過去問は公開されてないし、公式テキストや参考書籍が指定されてるわけでもないし、公式サイトの「各級のレベル」の記載内容はあんまり具体的じゃないし。
かろうじて役に立ちそうな情報が公式サイトに掲載されている「試験問題例」ですが…、各級5問程度くらいしか掲載されてないあくまでサンプルって感じなので、はたしてどこまで使えるものか…
っていうかここで公開されてる試験問題例って筆記問題のもののみで、リスニング問題の問題例がないんすよね~正直困るわ(´Д`)
まあとりあえず今回は偵察もかねて、まずは一度受けてみるかって感じではあります。入門クラスであろうと思われる準6級(一番下の級)くらいなら何とかなるだろうと信じて…
試験会場は高田馬場駅最寄りの日本外国語専門学校早稲田新館校舎。
初めて来た会場ですが、新しくてきれいでラウンジスペースもあるのでなかなかいい感じ。普通に今風の大学の建物みたいです。
それと先に書いちゃいますけど、外国語の専門学校なだけあって音声機材もバッチリ整備されてるってことなのか、リスニング音声がラジカセとかじゃなくて室内に備え付けのスピーカー?か何かから流されるんですよね。でも室内にスピーカーらしきものは一見見当たらなかったんですが、あれはいったいどこから流れてきてたんだろう?天井かな?
そして受験者数が思ったよりいたなあと。準6級・6級でそれぞれ100人くらいはいたんじゃないでしょうか。
そして試験前の注意事項説明にて判明したことですが、この検定はなんと問題用紙持ち帰り不可!!!ガビーム(´Д`)
いやまぁ…想定してないこともなかったですけど、語学の検定って語学スキルを高めるきっかけのひとつとして実施されるものなわけですから、問題用紙は持ち帰らせてほしいですよね…復習とかしたいじゃないですか?
この検定に限った話ではないですが、「問題用紙持ち帰り不可の検定試験」ってそういうところに本末転倒感がぶっちゃけありますよね…
まあそういうわけなので今回は自分用メモ的な意味でも、いつもより試験内容についてちょっと詳細に書き残しておきたいと思いますよ~。
しかしマジで問題用紙は持ち帰り可にしてもらうか、ダメならせめて過去問を販売してほしいところですねぇ。運営の改善を望みます(´ー`)
ということでまずは準6級試験。
50分間でリスニング問題と筆記問題を解きます。リスニングが約20分で筆記が30分です。
出題形式についてざっとまとめると以下のとおり。
リスニング
【大問1】問題用紙にある単語が書いてある。ABCD4種類の声調の音声が流れる。問題の単語の声調と合致するものを選ぶ。
【大問2】問題用紙に、同じスペルで声調記号だけが異なるABCD4つの単語が書いてある。音声で発音された声調と合致するものを選ぶ。
【大問3】問題用紙に「年上の女の人に名前を尋ねるとき」のような日本語の文が書いてある。ABCD4つの文の音声が流れるので、問題文と合致するものを選ぶ。(日本語→ベトナム語訳のリスニング版というような感じ)
【大問4】問題用紙にベトナム語の質問文が書いてある。音声は「質問文→その答えが入った文→質問文→ABCD4つの選択肢」の順で流れる。質問文に対する答えとして合致するものを選ぶ。
筆記
【大問1】ベトナム語文の単語穴埋め問題。(公式サイトの準6級試験問題例の「1.」と同じ)
【大問2】日本語で示した特徴を持たない語を選ぶ。(試験問題例の「2.」と同じ)
【大問3】語を並べ替えて正しいベトナム語文を作る。(試験問題例の「3.」と同じ)
【大問4】イラストを説明するベトナム語文として正しいものを選ぶ。
【大問5】質問文に対する返答として正しい回答文を選ぶ。(試験問題例の「4.」と同じ)
【大問6】日本語文のベトナム語訳として正しいものを選ぶ。
すべて四択問題。
筆記の大問1のみ10問あって、残りの大問はすべて各5問からなる。
という感じなんですが…
リスニング問題が他の外国語の試験ではあまり見ないタイプの出題形式でちょっと戸惑いましたが、声調のリスニングは超基本的な問題だったので思ってたよりは簡単でしたかね。
筆記は思ったより語彙がわかんなくてちょっと大変でした。試験問題例を見る限りでは超基本的な語彙しか出なそうな感じだったんですが、わからない単語がけっこうありましたね…
まあ公式サイトの準6級のレベルの記載に「約40時間程度のレベル。約500語を覚える。」とあるんで、超さらっとベトナム語の基本を勉強した程度ではさすがにちょっと厳しいかなぁ。
途中退出はもともと不可な試験なんですが、けっこう時間めいっぱいまで使ってしまいました…
合格基準は「満点の65%以上」で、リスニングと筆記でそれぞれ満点の3分の1くらいとれてないと足切りなんですが…どうかな~微妙かも。足切りラインはクリアできてると思いますが、総得点は合格ラインギリギリくらいにいそうです。はてさて。
そして昼休みなわけですが、なんと準6級の試験(10:00~10:50)が終わってから6級の試験(14:00~15:05)が始まるまで3時間以上も空き時間があります!
長いよ!!!( ゚Д゚)なんならこの間にもう1個別の試験の予定を入れちゃったりできるレベルだよ!!!
問題用紙が持ち帰りOKなら、この昼休み時間中に準6級のレベル感をふまえた6級対策の最終調整をしようかと思ってたんですがね…
それにしても昼休み3時間はちょっと長すぎてダレますね。長くても1時間半くらいでいいでしょうよ。午前の試験で一番長い3級でも「10:00~11:35」なので、午後試験開始までに2時間半も空き時間が発生してしまいますが。このへんも運営の改善を期待したいですね。
駅前のタリーズで適当に時間をつぶし、6級試験。
65分間でリスニング問題と筆記問題を解きます。リスニングが約25分で筆記が40分です。
出題形式についてざっとまとめると以下のとおり。
リスニング
【大問1】準6級の大問1とほぼ同じ。(ただし6級は声調の違いだけじゃなくて子音の違いも問われてたかも)
【大問2】イラストを説明するベトナム語文音声として正しいものを選ぶ。(TOEICのPart1の形式とほぼ同じ)
【大問3】問題用紙にABCD4つの文がベトナム語で書いてある。音声は「対話→その対話に関する質問文」の順で流れる。質問文に対する答えとして合致するものを選ぶ。
【大問4】問題用紙にベトナム語の質問文が書いてある。音声は「対話→ABCD4つの文」の順で流れる。対話に関する質問文に対する答えとして合致するものを選ぶ。
【大問5】問題用紙には何も書かれていない。音声は「文→ABC3つの文」の順で流れる。最初の文に対する返答として適当な文を選ぶ。(TOEICのPart2の形式とほぼ同じ)
筆記
【大問1】準6級の大問1とほぼ同じ。(公式サイトの6級試験問題例の「1.」と同じ)
【大問2】ある文の中の、語句や文法上の間違いがある語を選ぶ。(試験問題例の「2.」と同じ)
【大問3】準6級の大問3とほぼ同じ。(試験問題例の「3.」と同じ)
【大問4】やや長いベトナム語文章の単語穴埋め問題。
【大問5】読解問題。やや長い文章の穴埋め問題や、文章の内容と合致する記述を選ぶ問題。
リスニングの大問5のみ三択問題で、残りの大問はすべて四択問題。
筆記の大問1は20問、大問5は7問あって、残りの大問はすべて各5問からなる。
という感じなんですが…
6級は全然語彙が追い付かなくて、出てくる単語や文の意味がほぼほぼ分かりませんでした(;´д`)
んーまあ確かに公式サイトの6級のレベルの記載は「約60時間程度のレベル。約1,000語を覚える。」となってるんで…1,000語はやっぱりそう甘くはないよなとは思いますけどね…
6級はマジで全然わからなかったのでほぼ勘で答えて、時間が余りまくって暇でした(笑)受かってる見込みはまったくありません!( ゚Д゚)キリッ
しかし6級でこのレベル感っていうのは絶望しかないですよ。普通の外国語検定って「5級」が入門クラスで最下級って感じなんですけどね。
まあ2012年に実用アラビア語検定を受けたときも、6級で普通に惨敗だったりしてますけども…(´Д`)
というかどうも、今回勉強に使ってたベトナム語本が入門レベルすぎたみたいなんですよね~。もうちょっと上のランクを目指して単語とかをもっと覚えるべきでした。
まあ今回は各級のレベル感や出題傾向の情報が全然なかったので、仕方ないといえば仕方ないんですけどね…
次の試験はまた1年後っすかねぇ。ではまた。