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エンベデ

日曜日, 6月 26th, 2011

本日は東京大学本郷キャンパスにて、情報処理技術者試験の上級試験区分のひとつ、エンベデッドシステムスペシャリスト試験を受験してきました。

この試験、本来は毎年4月に行われている試験で、今年は例の震災の影響で試験が6月に延期になったということなんですけども…

ていうかほんとは今回の情報処理技術者春期試験はデータベーススペシャリストを受けたかったんですけども、もう2回くらいかなりギリギリで落ちててちょっと嫌になってる(笑)こともあって(特に去年は午後IIで1点足んなくて落ちた)今回はちょっと矛先を変えてエンベデを初受験してみることにしました。

もちろんデータベースも近いうちに取得するつもりではいるんですが、エンベデはまだ受けたことないから受けてみたかったってのと、データベースよりは受かりやすいといわれてるのでとりあえず先にこっちをとっとこうかと思ったので。

あと、この試験は(というか情報処理技術者の上級試験(応用情報技術者より高レベルな試験区分の総称)は)午前I、午前II、午後I、午後IIの4科目(的なもの)があって、午前I(これのみ全試験共通)は過去に科目合格してればしばらく試験免除になるので、こいつがまだ有効なうちに確実に1区分とっておこうかと思いまして(どれかの試験区分に受かれば午前Iは永久に試験免除)。かっこが多くてすいません。

 

で、エンベデッドシステムって聞き慣れないけど結局何なのよって話ですが、直訳すると組み込みシステムのことで、自走式掃除機とか温水便座などといったハイテク機器の組み込みシステムについての問題が出ます。

でこれが他の試験区分と比べてあんまりITITしてないというか、実際過去問見てもらえればわかると思うんですけどなんというかITの専門用語とかの知識はそんなになくても問題文に書かれた条件や仕様とかを適切に読み取って論理的に考えれば答えが出るみたいな、どっちかというと文章力とか読解力が問われるみたいな問題が出ます。なのでまぁなんとかなるかなって…

ただし専門分野的択一問題である午前IIの試験では、僕の超苦手な電気回路とかが出てきたりします。けどまあ択一なら…というか、記述・論述式である午後I、午後IIではなぜかこの電気回路の問題が出ないらしいというのはラッキーと言わざるをえません。ということで受けてみた!

 

試験会場は母校である東京大学本郷キャンパスの工学部2号館。

学部が違うと建物とか全然わからないので何気に初めて入ったんですが(鈴木は理学部化学科)、まあ予想はしてたけど日曜でも普通に学生さんが来てて普通にロボットの実験とかをやっている。理系の研究室生活は大変だよねー。というかみんなえらいよねー。

って感じなので、ぶっちゃけ東大本郷キャンパスって資格試験の試験会場としてはあんまり適切ではないような気がすごくする。

日曜でも普通に学生さんとか観光客とかいっぱいいるし、キャンパスが無駄に広いせいで最寄駅といえるものが4つくらいあるので建物の場所によっては駅から15分とか普通に歩きますからね。

まあ個人的には家からそこそこ近いしどうせ自転車で行くからいいんですが…

 

試験。

午前Iは免除なので午前IIから。40分で四択問題を25問解きます。

なにこれ…難しい…(笑)

情報処理技術者の午前問題は過去問と同じ問題が確実に3割くらい出るので、一応過去5~6年分くらいの過去問は完璧に仕込んで受験したつもりだったんですが、過去問と同じじゃない問題がちょっと難しかったです。

まぁたぶん足切りラインの6割はおそらくなんとかいけてるであろうとは思われるけど、運が悪ければ落ちてるかもねーくらいの感触。ぐえー

情報処理技術者は1科目でも足切りライン(6割)に満たないとそれ以降の科目が採点されない(=不合格)ので、午前IIの出来が微妙だと午後の科目に正直ちょっと影響します。精神的なものが

情報処理技術者の上級試験は午後の科目ははっきり言って試験勉強する意味があまりない(事例問題なので過去問がほんとに参考程度にしかならない)ので、試験対策としてはいかに午前IIを確実にとるかを最重要視すべきだというのが僕の持論なんですが、いきなりここミスりましたねえ。ちなみに電気回路の問題が難しかったということはないんですが、それ以外のとこでやられました。どうしようもねー(笑)

 

昼休憩をはさんで午後I。

90分間で事例問題を大問2問解きます。

というか情報処理技術者試験はこの午後Iがキモ。というか鬼門。

やや短めの事例問題を複数解くんですがなにしろ時間が足りない。

午後IIはやや長めの事例問題ですがこっちは120分で大問1問解けばいいので時間的にはまだゆったり解ける感じなんすよね。

午後Iを120分にして午後IIを90分にしてよと思ってる受験生はきっと僕だけじゃないハズ!

さてエンベデは大問第1問が必須で、第2問と第3問はどちらかを1問選択できるということになってます。

ということで、どっちの問題を選ぶかという見極めと思い切りの良さもけっこう重要な要素になってくるわけですが、僕は第3問を選んでみました。

ちょっと急ぎ気味で解いたので第1問を40分くらい、第3問を35分くらいで一応問いて、残り15分を使って解答の再吟味などを。

ほんと午後Iはいつもながら疲れる。90分があっという間です。

 

続けて午後II。

前述のとおり、120分間で大問を1問解きます。

解答する大問は2問から選択できるのですが、僕は第2問を選んでみました。第1問はなんか変なグラフがいっぱい問題用紙に書いてあったのでこりゃ無理だなと思いました(笑)

問題の内容としてはちょっとでかいオフィスビルの入口には必ず置いてあるセキュリティゲートについての問題。自動改札みたいなやつね。

午後IIはわりとゆったり解けるとか偉そうなことさっき書きましたが、結局時間いっぱい使っちゃいましたね(汗)

んーまー悪くはない出来かとは思うけど60点を確実にとれてるとも言い難い感触。まぁ午後IIはだいたいいつもそうだけど(笑)

 

ってことで、自信はないこともないけど合格を確信してるというほどではないという感じすかねー。

得点調整的なところもないわけではない試験なので、結局結果が出てみるまでなんともいえないという感じなわけですがね。

 

とりあえずおつかれ